清砂通りアパート群の最期の姿に接することができました。いくつかの偶然が重なり、思いの他の体験をしました。「五號館」のプレートは取り外されており、寂しい感じです。どなたか縁のある方が持って行かれたのか、あるいは史料館に収められたのでしょうか。敷地の隅に庭ボウキが立てかけてあり、そのまわりに紙吹雪のなごりがチラホラと残っていました。一号館の取り壊し前にも、住んでいらした方々の温かいさよなら会が行われたそうですね。ここでもいろんな昔話に花が咲いたのでしょう。今日、住民の方は(お一人を除いて)皆さん転居されていました。ご近所のおばさんのお話を聞き、たまらず解体工事の現場監督さんにお願いして撮影許可をもらい、無人となった清砂アパート群を撮影しました。いきさつは色々とあるのですが、今日はもう疲れ切ってしまいまして、えー、後で詳しく書きたいと思います。m(_ _)m
(五號館のプレートについて、TOSHIさんがカキコしてくださいました☆ 掲示板の903へレッツゴー!)
なお、ここで公開する画像は、一部取り壊しが始まった時点でのアパートの姿を写しています。そのため、引っ越し作業や庭木移植などによる乱雑な様子や、住民の方々が生活していた当時には見られなかっただろう光景も記録してあります。これらの画像は、「建築史に残る名アパートの最期を見届けたい」という思いから撮影したものです。もし、何か不快に思われる画像がありましたら、どうぞお知らせください。すぐに削除いたします。